公務員を10年勤めてから、30代半ばで民間企業へ転職したユウキです。
公務員の仕事が好きになれず、転職したい方への参考になればと思い、ブログを書き始めました。
私が公務員をやめた理由や自己紹介はこちらの記事にまとめていますので、もしご興味あればご覧ください。
「民間企業に転職したいけどスキルがない……」
「でも公務員の仕事じゃスキルは身につかない」
ってことありませんか？
この記事では
- 公務員から転職するときに役立つスキルはある
- 希望する仕事がハッキリしていれば転職サイトで必要なスキルを見つける
- 特別なスキルを必要としない仕事も実は多い
この3つを公務員から民間へ転職して5年目の私が解説していきます。
漠然と「スキルがなくて転職できない……」と思っているあなたのお役に立てば嬉しいです。
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公務員でも身につくスキル3つ
2,3年おきに異動のある公務員でも身につくスキルはあります。
「公務員だからスキルは何も身につかない……」
と思いがちですが、自分の意識さえ変えれば公務員でも数多くのスキルを身につけることができます。
なかでも、転職面接時、民間に転職しても役立つスキルは以下の3つです。
それぞれ私の実体験を入れながら詳しく解説していきますね。
①業務遂行能力
業務遂行能力とは、日々の業務を遅れることなく、ミスなく回していくこと。
民間、公務員どちらでも必要な能力です。
公務員は定員削減の影響で、一人で複数の事業や制度を持つことも多くなっています。そんな厳しい環境で複数の業務を同時に進めていく力も鍛えられている人もいますね。
私が働く会社では上司はいますが、公務員時代のように上司が部下を細かく管理しておらず、ある程度任せてもらえます。
そんなときに役立つのが公務員のときに培った業務遂行能力。公務員時代、人数が減らされた職場で大量の事務を処理していたおかげで、他の人より仕事が速いと評価をいただけています。
人が減らされて辛いだけだと思ってたけど、プラスな面もあるのかな……
辛い時期も「業務遂行能力を高める鍛錬だ」と思えばなんとか乗り切れるものね！
公務員でも民間企業でも人が足りないのは同じ。限られた時間で業務を回していく力がついている人であれば、企業側としても採用したくなるはず。
②マネジメント力
マネジメント力とは自分だけでなく他の人へ業務を依頼し、管理していく力です。
同僚と協力しながら仕事を進めていくのは公務員も民間も同じなので、どの組織でも求められる能力です。
マネジメント力は管理職にならないと身につかないと思ってたけど……
管理職じゃなくても、実は誰でも鍛えられる能力だよ
もちろん管理職として何人もの部下を動かして仕事を進めた経験があればベストです。
転職の面接では必ず
「マネジメント経験の有無」
「経験が有る場合にはマネジメントしていた人数」
を聞かれますから。
でもあなたに管理職経験がなくても大丈夫。組織図上はマネジメントの立場になくても、自分の担当業務をすすめるなかでマネジメントを実はしているんです。
公務員として業務をする中でマネジメントしている例を説明します。
仕事を進める上で、他の部署への依頼ごとはどうしても発生しますよね。
他の人への依頼では、
- 自分からの依頼をどうやったら人に受けてもらえるか
- 進捗管理はどのように行うか
- 成果物に対してどのように改善点を伝えるか
などの点はあなたがいつも考えていることのはず。
役職はなくても「人を動かす」ことができているので、これも立派なマネジメント力です。
私が働く会社では、公務員のときのように指揮命令系統がハッキリとしていないことも多く、役職のレベルが同じ社員が同じ部署で何人も働いていることもしばしば。
自分が上司の立場でなくても「どうやったら人に動いてもらえるか」を公務員のときに考え続けていたので、
- 日頃から依頼しやすい人間関係を作っておく
- 依頼内容は簡潔に伝える
- 相手がつまずきそうなポイントは事前に解決しておく
を忘れずに伝えるようにして、業務を円滑に回せています。
ここでも公務員のときに培った能力が活きてるね！
③顧客対応能力
顧客対応能力とは、公務員の世界で考えると「市民からの苦情や要望への対応力」のこと。
公務員の世界では「お客様」は市民の方々ですからね。
市役所の窓口で手続きをしたり、工事などの担当であれば地元説明会などで市民の方に納得してもらう交渉をしたりしますよね。
公務員として市民の方々とのやり取りを通して、民間企業で必須のお客様対応力を身につけることができます。
公務員のときに地元説明会で怒られたり、クレーム対応したときの経験がそのまま民間企業で役に立ってるね！
公務員といえば「ただパソコンの前で事務作業ばかり」と思われがちですが、市民との接触回数は民間企業の方が思うより多いもの。
その対応力を民間企業での転職面接でPRできれば
「この人はうちの会社に来てもお客様対応ができそうだ」
と思ってもらえますよ。
希望職種で必要なスキルを身につける
民間企業でやりたい仕事が明確な場合、以下の順序がお金も時間も最小限で済む効率的な手順です。
- 転職サイトで希望の仕事を見つける
- その職種の必須条件、歓迎条件をチェック
- 公務員在職中にオンラインスクールや副業として経験を積む
- 希望職種に応募
私の場合、①と②を転職サイトで調べていたところ、特別なスキルは必要なかったため希望職種に応募。そのまま採用していただけました。
ただし、システムエンジニアや経理職等の場合には資格や経験が求められることがほとんど。
仕事をしていると時間、体力も残されていませんよね。
独学で取得するのは厳しいので、家に帰ってからスキマ時間でスマホでも学べるSTUDYingがオススメ。 
現在31の資格・検定に対応した講座があり、宅建士、私も合格した簿記など有名な資格取得への講座があります。
お金を投資して資格取得までの労力を減らすことができるね
ただし、資格取得には時間もお金もかかるもの。
転職サイトでチェックしてみると、意外にも特殊な経験や資格がなくても応募できる仕事も多いです。
私も登録しているDODAで見つけたあるイベント企画の仕事の必須条件は以下のとおりでした。
経験/学歴不問
- 基本的なPCスキル、ビジネスメールができる方
この必須条件なら誰でも応募できそうだね！
まずはDODAやリクルートエージェントなどの転職サイトで希望の職種をチェックから始めましょう。
資格取得に労力とお金を使わなくても、あなたの希望する仕事に転職できるかもしれません。
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【まとめ】公務員でも身につくスキルはある
公務員でもやる気さえあれば身につくスキルはあり、私が民間へ転職しても役立っているスキルは以下の3つ。
この3つならどの職種、役職の公務員でも身につけられそうだね！
そしてこの3つのスキルをうまく転職面接でアピールできれば、転職先からの内定がもらえるだけでなく、転職後の会社でも活躍が可能です。
もしあなたが民間企業でどのような仕事をやってみたいか、具体的に決まっている場合には
- DODAやリクルートエージェントなどの転職サイトで興味のある仕事を調べてみる
- サイトに記載されている必須スキルをチェック
- もし自分が必須スキルを身に着けていない場合には副業やオンラインスクールでスキルを身につける
この順番が時間と労力をかけずに転職する方法です。
公務員の仕事と一緒で、民間企業の仕事でも特別なスキルがなくてもできる仕事もたくさんあります。
いまやっている仕事も使ってるスキルは自動車免許くらいだもんね
転職活動は周りにはバレないですし、もし転職できなかったとしても失うものは自分が転職にかけた時間くらい。
転職活動はリスクはほぼないので、一度やってみるのをオススメします。
転職活動をした結果、いま自分がやっている公務員の仕事が実は給料は安定しているし、自分がやりたいことに一番近いことに気づくかもしれません。
私は主にDODAなどの転職エージェントを使っていますが、時間のかかる面談などをしなくても求人を紹介してくれますよ。
少しでも好きな仕事、興味の持てる仕事をすることで、人生がきっと楽しくなるはず。
ちなみに、私は公務員を辞めてから4年経ちますが、公務員を辞めたことを後悔した日は一日もありません。
そのあたりは過去の記事「【実体験】公務員から転職してよかった！後悔は3つだけ」で詳しく書いています。
公務員を辞めて感じるデメリット、強いてあげるならどんなものがあるのか、気になる方はご覧ください。
あなたの人生が転職によって楽しく、充実したものになることを願っています。
それでは、また。
