このブログを訪れてくださり、ありがとうございます。
公務員の仕事が好きになれず、転職したい方への参考になればと思い、ブログを書いています。
この記事では、簡単な自己紹介と私が公務員から民間企業へ転職した理由をまとめています。
私が公務員を辞めて民間企業へと転職した理由は、主に以下の3点です。
理由は他にも書ききれないくらいあるのですが、詳しくは後ほど書いていきます。
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私が公務員を辞めるまで
著作者:Freepik
私は国家公務員を11年続けた後、ベンチャー企業へ転職しました。
簡単に退職までの流れを記載します。
- 学部卒で某省へ入省(残業月60~80時間)
- 現場事務所へ出向(残業月50~100時間)
- 本省へ戻る(残業月100~140時間)
- 本省にいた28歳から、猛烈に辞めたいと思うようになる
- 行きたくないのに海外転勤を命ぜられる(残業月0~40時間)
- また現場事務所へ(残業月50~120時間)
- 33歳で退職してベンチャー企業へ
転勤、引っ越しが多い公務員人生だったな……
どの職場でも人手不足で、ずっと残業ばかりだったわね……
公務員時代もベンチャー企業へ転職した今も、家族は妻は専業主婦で私のみの収入で生活しています。子供もまだ育ちざかりなので、これからもしばらく学費などかかりそうです。
私が公務員を辞めた理由3つについて、それぞれ詳しく解説していきますね。
私が公務員を辞めた3つの理由
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私が公務員を辞めた理由は以下の3つです。
公務員の仕事がつまらなかった
私が公務員を辞めた一番の理由が、公務員の仕事がつまらなかったから。
公務員としては次のような業務をやっていたんですが、自分の人生を使いたいと思える仕事ではなかったですね。
- 補助金事業の制度改正
- 補助金の予算配分
- 国会答弁の作成
- 国会議員への説明資料の作成
- 細かすぎる文章修正
これから20年、30年この仕事を続けていきたいと思えなくなっちゃったんだよね……
同じ仕事でも合わない人はいるから、無理しなくていいんじゃないかな
業務そのものが楽しくなかっただけじゃなく、公務員の仕事のやり方も好きではありませんでした。
公務員という組織の特徴として
- 中身のない仕事(文章体裁への異常なこだわりなど)
- 新しいことをやらない「前例踏襲」
- 責任のおしつけ合い
- パワハラ上司の放置
こういうところが嫌で、「自分には合わない」と年をとるごとに思うようになったんですよね。
嫌いな仕事、職場で人生を過ごしていくのが嫌になり、28歳で真剣に退職を考えるようになりました。
家族といる時間が欲しかった
公務員時代は家族と一緒にいる時間が少なかったです。
死ぬまでの残り日数が1日ずつ減っていく中で、
「人生で一番大切なのは家族なのに、この生活でいいんだろうか」
と以下のような生活をしながらずっと思っていましたね。
- 平日は残業地獄(平均で22時退勤、家に帰るのは23時過ぎ)
- 帰ったら家族は寝ている
- 朝もほとんど話せない
- 土日は疲れていて子どもと遊びながら寝てしまい、「パパ起きて!」と子供に怒られる
- 転勤も3-4年ごと。子供が小学校に入る直前になり、3,4年のうちに自分が単身赴任になりそうだった
こんな生活を続けているうちに、自分の人生を自分や家族のためではなく、仕事のためだけに使っているような気がしてきました。
子どもが小さくて手がかかるのって数年の短い間だし、できるだけ一緒に過ごしたかったんだよね
奥さんひとりに子育てを任せちゃってるのも罪悪感がすごかったよね……
小さい子供を見ているうちに、「もっと一緒に過ごしたかった」と後悔しないようにしたいと強く思うように。
公務員の仕事を続けている限りは、家族との生活が大切にできないと考えるようになりました。
自分のキャリアは自分で決めたかった
自分の興味や得意を活かしていくために、自分のキャリアは自分で決めていきたいと考えるようになりました。
公務員を続ける限りは「その時に組織で人事を担当している誰か」にキャリアを一生決められてしまいますよね。
自分の人生なのに、一生誰かにどこで働くか決められるのってイヤだな……
あなたも公務員として様々な職場を経験しているうちに、自分が好きな分野、得意な分野は決まってきていませんか?
「これを自分はやりたい」そう思える仕事が見つかったとしても、異動は必ず3~5年おきにやってくるのが公務員です。
次の職場は自分の希望は反映されず、今までの知識は活かせない、まったく違う分野に異動になることが普通ですよね。
今の公務員の人事制度では、ずっと専門性が身につかないよね……
自分が好きな分野があっても同じ部署で働き続けられないのも辛いよね……
私はやりたいことが人生で見つかったので、公務員を辞めて自分の好きな分野でキャリアを積もうと思い、転職を決意しました。
私の同僚や友人が公務員を辞めた理由
著作者:Freepik
私が公務員を辞めた理由以外だと、以下の理由が同僚や公務員の友人からよく聞くものですね。
あなたも当てはまる項目がいくつかあるのではないでしょうか。
- 給料が民間企業に比べて低い
- 年功序列で給料がなかなか上がらない
- 「働かないおじさん」が自分より多い給料で暇そうに過ごしている
- 閉鎖的な職場で意見が言いづらい
- 公務員の仕事を続けていてもスキルが身につかない
- 土日も地域のイベントに強制的に参加させられる
- 休みの日も仕事でやり取りする人たちと会ってしまい、自由がない
公務員って恵まれているように思われているけど、実際働くと民間企業に勤める友達の職場の方がよさそうに見える……
公務員の場合、一番小さい単位である市役所や区役所でも相当大きな組織です。
こういう不満のもとになる職場を変えるのは相当大変なこと。
職場そのものを変えるより、自分の求める給料、やりがいがある新しい職場に転職する方が早いと考え、辞める人が多いですね。
後悔はあるけど公務員を辞めて本当に良かった
「公務員を辞めて後悔したことはないんですか?」
公務員から転職を考えている友人によく聞かれる質問ですが、後悔はほとんどありませんし、本当に公務員を辞めてよかったと思っています。
あえて後悔があるとすれば、以下の3つですね。
- 給料が大きく下がった
- 会社がつぶれて仕事を失う可能性あり
- 対人関係の悩みはゼロにはならない
転職前から予想していたことですし、この後悔があるとしても本当に公務員から転職して良かったと思っています。
- 実際に公務員から民間へ転職した私の3つの後悔
- 公務員から転職して良かった3つのポイント
については「【実体験】公務員から民間へ転職したあとの後悔3つ」で詳しくまとめてますので、実際に公務員から民間へ転職した人の後悔が知りたい方は上記の記事をご覧ください。
公務員を退職するまでの流れ
公務員を辞めようと思ってから退職交渉を終わらせ、民間企業へ入社するまでに私は苦労しました。
具体的には
- 上司への伝え方を間違ってメチャクチャ怒られる
- その後しばらく直属の上司から慰留され、メンタルが疲弊
- 退職交渉が長引き、内定先の民間企業へ入社を遅らせてもらうことに
初めての転職活動だったので、反省することも多かったです。
私は民間企業へ内定を決めてから退職を伝えました。
一方転職先を決めないまま退職してしまい、金銭的、精神的に転職活動が相当辛くなった友人もいます。
私のおススメの転職活動開始→退職交渉→転職完了までの流れは以下のとおりです。
- 公務員として働きながら転職活動&内定獲得
- 辞める時期は内定先に合わせる
- 上司と面談し、退職意向を伝える
- 人事担当者と面談
- 退職願などの事務手続き
- 退職&転職完了
私の転職活動の失敗や「こうすればよかった」という反省を「【公務員の辞め方】転職活動の開始から退職願の提出まで」という記事でまとめています。
私自身、「公務員は辞められないんじゃないか」って本気で思っていました。
私自身の経験を見ていただくことで、まずは「公務員でも辞められるんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。
公務員から民間企業へ転職することは可能なのか?
公務員から民間企業へ転職することは可能です。
私だけでなく、元同僚の友人たちも「辞めたい」と強く思い、行動した人たちは民間企業へすでに転職しています。
「公務員は民間企業で使えないんじゃないか」
「民間企業へ転職できるのは優秀だからでしょ」
と私自身が思っていました。
こういう思い込みで公務員を辞める勇気が出ず、結局10年以上も辞めることができませんでしたね。
公務員を辞めて思うのは、私も含めて以下の特徴を持つ人が転職できた人たちです。
- 自分の人生に「公務員として生きる」のが良いのか深く考えている
- 「辞めたい」と強く思っている
- 特に優秀なわけではない
- 民間で役立つ資格や知識を持っているわけでもない
- 勇気を出して転職活動を始めてみる
別に優秀じゃなくても、誰でもその気があれば転職できるってこと?
そうね。転職に向けて行動を始められさえすれば、転職できると思うわ
私の元同僚でも「辞めたい」と言っている方は多いです。
そういう方々は私から見ると、公務員としてはとても優秀。
民間企業でも重宝されそうな能力や性格の方です。
当たり前ですが、どんなに優秀でも転職活動を始めない限り、ずっと公務員として働き続けるしかありません。
「はじめの一歩」を踏み出した人だけが転職の可能性が出てきます。
今すぐ転職を考えていなくても、まずは転職サイトへの登録をしてみるのがおススメです。
転職先がどのような仕事があって、給料はどの程度かが気軽にチェックできます。
大手だと私が使っていたのはリクルートエージェント、DODAという転職エージェントでした。
自分から企業へ応募しなくても、オファーという形で企業の方から「面接受けてみませんか?」とお誘いを受けることもできます。
今お勤めの役所にはバレることもありませんし、転職活動はノーリスクです。
40代で公務員から民間へ転職した友人もいますが、若ければ若いほど転職が有利なのも事実。
この記事を読み終わる前に、ポチっと転職サイトに登録するのが「はじめの一歩」になりますよ。
公務員を辞めたい人の役に立ちたい
「公務員を辞めたい」
そう思っている人の役に立ちたくて、このブログを立ち上げました。
私が転職しようか悩んでいた時、相談する相手もおらず、ずっと孤独だったんです。
周りの同僚や友人に相談できないからこそ、このブログがあなたの転職活動のサポートになればこんなに嬉しいことはありません。
「これが聞きたい」
「この内容で記事を書いてほしい」
という内容があれば、コメント欄やXでメッセージをいただければ、ブログの記事にしてお答えいたします。
(もちろん、質問いただいた方が特定できるような内容は全て削除した上で記事にしますので、ご安心ください。)
人生は一度きり。
自分の人生を決めるのは自分だけです。
考え抜いて、公務員として働き続けるのもアリだと思っています。
ただその前に、公務員以外の選択肢を知っておいて損はない。
好きな仕事、興味の持てる仕事をすることで、人生がきっと楽しくなるはず。
あなたの人生が転職によって楽しく、充実したものになることを願っています。
それでは、また。