公務員を10年勤めてから、30代半ばで民間企業へ転職したユウキです。
公務員の仕事が好きになれず、転職したい方への参考になればと思い、ブログを書き始めました。
私が公務員をやめた理由や自己紹介はこちらの記事にまとめていますので、もしご興味あればご覧ください。
この記事では
・公務員を辞める人の3つの特徴
・公務員を続けたほうが良い3つのタイプ
を書いていきます。
公務員と民間企業を両方を経験した私から、
「公務員の仕事がつまらない」
「このまま公務員を続けるべきなのか不安」
「自分が公務員から転職したほうが良いタイプなのか知りたい」
という方向けに書いていきます。
結論としては、以下のとおりです。
公務員を辞めていく人の特徴3つにあなたが当てはまる場合、民間に転職したほうが仕事が楽しくなる確率は高いです。
この記事を読むと、あなたが公務員を続けるべきなのか分かりますよ。
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公務員を辞めていく人の3つの特徴
公務員を辞めていく人の特徴は、以下の3つ。
この3つのどれかに当てはまる人は、異動があったとしても公務員の仕事にずっと不満を感じます。
私自身もこのうちの2つに当てはまっていて、10年以上悩みながら公務員を続けたあと転職しました。
公務員を辞める人の特徴3つを、詳しくタイプ別に書いていきますね。
公務員の仕事が面白くない
公務員の仕事が面白く感じない人はも必ずいます。
2019年内閣府の調査では、公務員は全国に約330万人いるとのこと。
そのなかには公務員の仕事が面白くないと感じる人もいるよね。
転職して公務員になるひとは珍しいので、初めての就職先が公務員だった人がほとんど。
「自分に合う仕事」=「最初の仕事」という確率は低いもの。
学生時代はどんな仕事があるのかもよく分からず就職先を決めているので、「この仕事自分は好きじゃないかも」って思うのも当然です。
私自身も公務員の仕事が面白く感じることができませんでしたが、民間へ転職したら仕事が楽しくなりました。
それなりに公務員の仕事もこなせていたけど、楽しく感じたことはなかったな……
10年以上続けた公務員の仕事が実は向いてなかったのかもね
行政にしかできないやりがいのある仕事もありますが、自分がその仕事を好きかどうかは別問題ですね。
特定の分野の専門家になりたい
特定の分野を極めて専門家になりたいのも、公務員を辞める人の特徴です。この場合も公務員から転職したほうが、人生の満足度が上がるでしょう。
その理由は
- 自分の興味関心のある分野に配属されることは少ない
- どんなにその分野が好きで得意でも、3,4年経てば異動
- 全く無関係の部署を異動することも多いので、特定の分野の知識を蓄積できない
という公務員の特徴があるからですね。
公務員の人事システムは、専門家ではなく幅広い業務ができる人材を作るのが目的ですから、定期的な異動は避けられません。
好きな仕事でもずっと同じ課にはいられないもんね……
異動すると転職かと思うくらい、仕事が変わるよね……
幅広くいろいろな仕事を経験したい- 自分の興味のある分野が自分でもわからない
という人にとっては、公務員の仕事は希望を叶えられる仕事です。
ただ、
- 特定の分野で自分の専門性を高めたい
- この仕事が好きでずっとやっていたい
そう思える仕事が見つかった人は、公務員から転職して専門性を磨くべきだと思います。
成果に応じた役職、給料がほしい
自分の仕事、成果に応じた給料をもらいたいという人も公務員を辞めていきます。
公務員は基本年功序列なので、どんなに優秀でも年次が上の人の給料を超えることはほとんどありませんからね。
20代、30代は仕事をどんどん任されて忙しいのに、給料は民間に行った友達より月10万以上低いこともあるよね……
同じ課にいる「働かないおじさん」「何もしてない上司」よりも忙しいのに給料が低いってモヤモヤする……
役所でいくら頑張って成果を出しても、年次による昇給以外がほとんど見込めないのが公務員の辛いところです。
一方私がいる民間企業では、入社歴や年齢にかかわらず、優秀な人があっという間に昇進します。
私よりあとに入った、年齢が3つ下の人がもう部長だったりするよね
その人が優秀な人だって他の人も知ってるから、納得感があるよね
民間企業は利益を出さないと潰れてしまいます。そのため、優秀な人をすぐに昇進させて成果を出してもらうことに必死です。
私の会社での経験になりますが、社歴や年齢が下の人が上司になっても気にならない人が多そうです。会社の利益が上がらないと他の社員の給料や雇用の安定もないので、当然なのかもしれませんね。
公務員を続けたほうが良い3つのタイプ
一方、民間企業へ転職せず、公務員を続けたほうが幸せなタイプは以下の3つ。
この3つに当てはまる方は、公務員として働き続けたほうが良いタイプです。それぞれ詳しく書いていきますね。
今の仕事は合わないが、ほかの公務員の仕事は楽しい
今の仕事が合わないだけで、これまでの仕事が楽しいと思えた人は、公務員の仕事を続けたほうが良いです。
公務員と言っても仕事の分野、種類が多岐にわたるので、「合わない」と思う仕事があるのも当然ですね。
だいたい3,4年おきには異動があるから、次の異動時期まではイヤな仕事でも我慢するのもアリ
合わないと思った仕事があれば、人事に希望を伝えて早めに異動することもできますよね。
人事も辞められるのは困るから、やりたい仕事の希望を聞いてもらえるかも!
上司や同僚と合わない
今の上司や同僚と合わないなと感じる人も、たまたま現在の職場の人と合わないだけなら、公務員を続けたほうが良いです。
同じ役所の中でも、何百人、何千人と働いている組織なので、合わない人がでてくるのは当然です。
3,4年ごとにあなたも、周りの上司や同僚も定期異動がありますよね。
ということは大体1、2年ガマンすればあなたか、上司や同僚かどちらかが異動になります。
また公務員でなく民間でも、合わない人と働かなければいけないのは同じです。
私自身、民間に転職して価値観が近い同僚が多くなりましたが、合わない人もやっぱりいます。
パワハラにあっていたり、精神的に追い詰められている場合も我慢したほうがいいのかな?
そんなときには我慢せずにすぐ環境を変えないと!我慢しているうちに精神的におかしくなっちゃうよ……
精神的につらい場合には、すぐに異動希望を出しましょう。
そして、異動希望が聞き入れられない場合は、自分の心が壊れる前に休職して転職活動を行いましょう。
私の同期も精神的に追い詰められ、最終的に自ら命を絶ってしまった方もいます。
休職して復帰できた同期もいますが、今でも昔のようには働けていません。
人の心は一度壊れたら治るのに数ヶ月、数年かかることもあります。
一つしかない自分の心と体。
壊れる前に、休職や転職をして自分自身を守りましょう。
自分の興味のある分野で会社が見つからない
自分の興味のある分野で活動している民間企業がない場合も、公務員を続けたほうが良いでしょう。
警察官になった方であれば、「世の中の犯罪を取り締まり、人々の安全を守りたい」という思いがあるため、警察官以外の仕事では満足できないでしょう。
民間企業ができない分野をやっているのが行政だったりするもんね。
でも考え方を変えれば、民間企業でも興味のある仕事はあるかもよ!
例えば「きれいな水を届けたい」という思いで水道事業に興味がある方の場合。
水道工事の発注は行政の業務ですが、
- 水道管の設計→コンサルタント会社
- 実際の工事→土木工事会社
など、関わる立場を変えれば民間で興味のある分野で働ける場合もあります。
「公務員として働くしかない!」と思いこまず、公務員として働くなかで関わる民間企業の仕事を注意深く見てみましょう。
今まで気づかなかった転職候補が見つかるかもしれませんよ。
「民間企業の探し方がわからない……」
という方向けには「【公務員から民間】転職先の見つけ方」がオススメ。
この記事では
- 私が転職時に行った転職先の見つけ方
- 公務員から転職するメリット・デメリット
- 公務員から転職するコツ
をご紹介しています。
どんな仕事を自分がやってみたいのか分からない方でも、この記事を読んでいただければ「面白そう!」と感じられる仕事が見つけられますよ。
【まとめ】公務員を辞める人の特徴3選
あなたが公務員を辞めるべきタイプかどうか?
それを判断するには、下の公務員を辞める人の特徴3つに当てはまるかどうかを見ると良いでしょう。
私自身、民間への転職後は以下のようにやりがいも増えて、仕事もラクになりました。
- 無意味な仕事がない
- お客さまの声が近い(感謝の声も、クレームも)
- 残業時間:月平均80時間→20時間(毎日19時くらいには終業しています)
- パワハラ:ほぼ毎日怒鳴られる→怒鳴る人が誰もいない
- 通勤時間:1時間以上→0分(フルリモート勤務)
この仕事ならずっと続けてもいいかも!って思える仕事だね。
自分に合う仕事だと楽しく感じられるよね。
転職して5年目の今の生活について「【体験談】公務員から民間への転職はきついのか?結果→仕事が楽しく&残業激減」で詳しくご紹介していますので、転職後の生活がどうなるか不安な方はぜひ読んでみてください。
あなたがもし、公務員から転職したほうが良いタイプだとしたら、早めの転職をおススメします。
行政組織は変化がとても遅い組織です。
おそらく今後20年、30年は仕事の種類、やり方は変わらないでしょう。
いつ組織が変わるのかを待ち続けるよりも、自分の働く場所を変えたほうが早いと思いませんか?
あと2,3年は公務員を続けるとしても、公務員以外の選択肢を知っておいて損はありません。
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- 転職先の給与
- 仕事内容
- 公務員が苦手とする職務経歴書づくりも
- 企業の面接対策
ができます。転職エージェントを使い倒して選考にどんどん応募していきましょう。
採用選考で見送られたとしても、次の選考に必ず役に立ちます。選考に落ちることは当たり前なので、不採用になっても行動あるのみです。
ちなみに私は28社に応募して、25社で書類選考落ちでした。
が、諦めずに転職活動を続けた結果、内定を2社から頂けました。
少しでも好きな仕事、興味の持てる仕事をすることで、人生がきっと楽しくなるはず。
あなたの人生が転職によって楽しく、充実したものになることを願っています。
それでは、また。